6005-18 東洲斎写楽「四世岩井半四郎の乳人重の井」Tシャツ




----------   商品説明  ----------

東洲斎写楽「四世岩井半四郎の乳人重の井」の浮世絵Tシャツ
東洲斎写楽「四世岩井半四郎の乳人重の井」の浮世絵のTシャツです。
江戸時代中期の浮世絵師、東洲斎写楽の作品となります。
1794年(寛政6年)5月、歌舞伎劇場の河原崎座で上演された「恋女房染分手綱」という演目の中で、四世岩井半四郎が演じた「乳人重の井」を描いた作品です。「乳人」は「めのと」と読み、「授乳をしてもらう母親とは別の女性」を指しています。この絵は、分け合って生き別れた息子と偶然出会うのですが、お役目の途中だったのもあり、声をかけずに分かれます。そんな「重の井子別れ」というシーンです。
2014年10月に放送されたテレビ東京の「開運なんでも鑑定団」では、俳優の仁科克基さんがこの絵を出品されていました。仁科さんは、父親が松方弘樹さん、母親が仁科亜季子さん、そして母方の祖父が歌舞伎役者の十代目岩井半四郎という、まさにこの絵の役者さんの家系の方です。ご先祖の姿を浮世絵として代々受け継いでいけるというのはどんな心持ちなのでしょうか。


◆東洲斎写楽とは
1794年(寛政6年)5月から1795年(寛政7年)1月までの約10ヶ月という短い期間に、145点余の作品を版行したのち、忽然と画業を絶って姿を消した謎の絵師として知られています。様々な研究がされていますが、当時の能役者斎藤十郎兵衛ではないかとする説が有力となっています。東洲斎写楽の人物画(「大首絵」と呼ばれます)は、目の皺や鼻、受け口、表情やポーズなど、その役者のもつ個性を大胆かつ巧みに、そしてダイナミックに誇張する画風を特徴としています。時期により「東洲斎写楽画」及び「写楽画」の2種類の落款を使い分けていたことも知られています。


四世岩井半四郎の演じる「乳人重の井」の表情
四世岩井半四郎の演じる「乳人重の井」の表情ふっくらと上品な雰囲気が表情からも感じ取れます。
女性の頭上に見える、紫色の布は紫帽子と呼ばれるものです。昔のかつらは、今よりも単純なつくりだったので、額の生え際の見栄えがよくなく、その難点を隠すためにやむを得ず布を付けていました。老けた役では地味な紫、華やぎのある役では、やや赤みの強い派手な紫といった具合に、役に合わせて色味を微妙に変えています。
重の井を演じた岩井半四郎は、当時人気の女形で、役者評判記(歌舞伎役者を批評する芸評書)では「誠に花実兼備の女形」と称賛されていました。顔つきがふっくらとしていることから「お多福半四郎」とも呼ばれていたそうです。





柔らかなの所作の表現
東洲斎写楽 「四世岩井半四郎」の所作薄桃色基調の蝶扇柄の着物、艶やかな守り袋の配色と柄を黒帯が引き締めています。守り袋を持つ右腕や指の角度やふっくらさが、優雅な女性を演出しているように感じられます。この守り袋は、息子と別れる時に、互いに同じ守り袋を取り交わしたその片割れで、すれ違う時、相手が同じものをもっていることに気づき、自分の息子であることが判明するというきっかけとなった袋になります。






岩井半四郎の「丸に三ツ扇」紋
四世岩井半四郎の「扇蝶」紋当時、「この家紋といえばこの役者」と分かるくらい、役者ごとに家紋がつくられていました。この家紋は、流派で決められたものであったり、当代のアレンジが加えられたものであったりするわけですが、岩井半四郎は「丸に三ツ扇」と呼ばれる紋を使っていました。丸に三ツ扇は初代の生家が扇商だったことに由来しているそうです。







プロデューサーは蔦屋重三郎
落款版元(プロデューサー)である蔦屋 重三郎の落款が押されています。東洲斎写楽の版元が蔦屋 重三郎であることを表しています。レンタルビデオのTSUTAYAは、その社名の由来として、蔦屋 重三郎にあやかったともいわれていますが真偽は定かではありません。






◆素材
4.4oz(150g/m)
ポリエステル 100%
BODYカラー:白
プリントカラー:カラー
昇華転写プリント

◆サイズ展開
サイズは、SS〜4Lサイズの7種類あります。
サイズはオプションから選択してください。

販売価格 3,850円(税込)
 
SS
S
M
L
LL
3L
4L
Tシャツのカラー
サイズ

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